日本にての飲食関係イベントーお酒の提供について

この記事ではイベント企画に欠かせないお酒の提供について我々のプロとしての経験やアドバイスをシェアします。

お客さんへのおもてなし

私たちは人間です。皆が飲んで食べるのですから、プロフェッショナルな場面でグルメなディナーからカジュアルな飲み会まで、様々なシーンで集まり、お客さんのおもてなしをすることはありますよね。考えとしては良いと思いきや、疑問は残り一つ。お酒の提供です。

フランスと同様に、日本でもアルコールに関する法律は非常に厳格で、飲食関係のイベントがスムーズに進行するためには遵守しなければなりません。しかし、厳しいからと言ってイベントの開催を控える必要はありません！この記事では、この課題についての私たちの経験を共有し、安心してイベントを開催できるようにアドバイスします。

基本的なルール

まず第一に、未成年者、妊娠中の女性、および運転者にはアルコールを提供しません。フランスとは異なり、フランスでは血中アルコール濃度が0.5g/Lまで許容されていますが、日本ではグレーゾーンがなく、車、バイク、または自転車を運転する場合はアルコールを消費することができません。

したがって、イベントの招待状を作成する際には、この点に関する法的な記載を含める必要があります。また、イベントのスタンダードや予算に応じて、会場への往復のための車を手配することも検討して良いと思います。

イベントを開催し、お酒を提供する場合、全員が飲むわけではないことも考慮しなければなりません。理由がどうであれ、多くの場合は個人的なチョイスであり、お酒を飲まないお客さんに同質のノンアルコールの飲み物を提供する必要があります。そうなんです。たとえ取り上げられている製品がお酒であっても、お客さんがお酒を飲まなくても、製品の発信をするための情報がほしいのかもしれません。

流行のノンアル

何十年にもわたり、アルコール消費は年々減少しており、2000年代の日本ではコニャックを伴うディナーが普通に行われていたものの、現在ではほとんど考えられません。

この10年間、海外でノーローと呼ばれているノンアルコールや低アルコールの流行（アルコールをほとんど、または全く消費しない人口の増加）により、ノンアルコールのカクテル、ビール、ワインが台頭し、フランスや日本でも本格的なノンアルコールの提供が進んでいます。そのため、現在ではゲストが疎外感を感じることなく対応することが容易になっています。

次のイベントでは、アルコールありとなしのペアリングを提案してみてはいかがでしょうか？もちろん、この段階での準備もお手伝いいたします。